⑲『モノリス』(兵庫/東京)
2022.10 兵庫・東京
「それは、ぽつねんと、そこに立っているのでしょうか」
舞台に一間ほどの高さのある板状の物体が配置されている。それの周りで3人の俳優が演劇を起こす。つまり、客席にいる我々からズレた空間や時間。そしてその場に居合わせなかったキャラクターが立ち現れる。虚で不確かな演劇という密度の中心にその物体だけが確かに立っている。
ところでモノリスとは、とあるSF作品において、地球外知的生命体が人類の進化を促す為に用いた石板状の物体である。今作は、町にありふれたとある人工物をモノリスに喩えたところから始まった。
感覚的なようで、人物たちの感情は一連のストーリーとして確かに繋がっているニュースタンダード会話劇。
脚本・演出
本橋龍
劇生(出演)
※劇生とは造語で、創作に関わった人々のことである。大きく役割で分けているが、其々が影響を与え合うことで一つの演劇を生成している。そこには観客も含まれる。
黒澤多生 豊島晴香 藤家矢麻刀 一野篤
会場
〈兵庫公演〉
※Void主催イベント「ドキュメンタリー大学HOEL」の1プログラムとして上演。
期間:2022年10月1日(土)-2日(日)
会場:Void(兵庫県加西市北条町北条142-9 大正生命ビル 3F)
〈東京公演〉
期間:2022年10月7日(金)-10日(月•祝)
会場:ギャラリー南製作所(東京都大田区西糀谷2丁目22−2)アクセス方法はこちら
スタッフ
衣装:村上太郎
音:五味岳久
映像:菅原広司
写真・劇中アニメーション:上原愛
宣伝美術:一野篤
イラスト:山形育弘
制作:阿部りん
ダイジェスト映像
【制作中】