ワークショップ
はじめに
演劇ユニット「ウンゲツィーファ」では、脚本・演出を手がける本橋龍が、自身の経験と技術をもとに、定期的に演劇ワークショップを開催しています。
このワークショップは、「安心して間違えることができる場所」をコンセプトに、誰もが気軽に参加できる場を目指しています。演技や脚本の書き方を学べる講座のほか、ゲーム感覚でコミュニケーションを楽しむプログラムや、街中でのファッションショー企画など、演技未経験者でも楽しめる多彩な内容を用意しています。
ワークショップの後には、参加者同士の雑談会を設けています。
自身の活動や仕事での悩み・不安を相談したり、ワークショップを通して感じたことを共有したりすることで、互いに刺激を受けながら交流を深めます。
演劇を学ぶことにとどまらず、初めて出会う人たちと語り合い、共に創造する中で、参加者それぞれに新たな発見や豊かなコミュニケーションが生まれます。

本橋龍プロフィール
演劇ユニット『ウンゲツィーファ』主宰。 生年月日:1990年7月23日 /劇作家/演出家/俳優舞台美術家/WS講師/ウクレレ吟遊詩人 /映画美学校アクターズ・コース講師。/ 一児の父。
本橋龍の作品
筑波大学付属坂戸高校で演劇と出会い、演劇部に所属。卒業後は尚美学園大学の一期生として在学中に脚本、演出、出演を務める。その後ウンゲツィーファの前身となる「栗☆兎ズ」を立ち上げ、2014年に「ウンゲツィーファ」を設立。全ての作品の脚本、演出を担当する。
リアルな日常描写と潜在意識にある幻象を、ひとつの舞台空間で重ね合わせ、複数のシーンやキャラクターが交錯することで、新たな景色や感情を生み出していく「撹拌(かくはん)される会話劇」として独自の作風を確立。台詞の巧さが評価されている。
本橋の作品は、世間から少しはみ出し、不器用にしか生きられない人たちの葛藤や希望を描く。誰もが登場人物と重なる部分を持ちつつ、最後に微かな希望を感じてもらえる作品は、多くの共感を呼び、現代社会において救いをもたらす可能性を持つ。
代表作『動く物』が平成29年度北海道戯曲賞大賞を受賞し、以降も2年連続で優秀賞を受賞。『湿ったインテリア』が「CoRich舞台芸術まつり2025」グランプリを獲得。
経歴
2013
演劇ユニット『栗☆兎ズ』立ち上げ。6回の自主公演を行う。 2017年、ユニット名を『ウンゲツィーファ』に改名。定期的に公演を行う。 2018年、執筆戯曲『動く物』が平成29年度北海道戯曲賞大賞を受賞。犬飼勝哉の演劇作品『木製のおおよその大きさ』(こまばアゴラ劇場)に俳優として参加。
2019
執筆戯曲『転職生』が平成30年度北海道戯曲賞優秀賞を受賞。ウンゲツィーファ演劇作品『動く物』にて初のツアー公演を開催。東京と札幌、2都市での公演を行う。
2020
執筆戯曲『さなぎ』が令和1年度北海道戯曲賞優秀賞を受賞。
映画美学校アクターズ・コース2019年度の修了公演『シティキラー』にて脚本・演出を担当。以降常勤の講師として毎年度授業を行っている。「かながわ短編演劇アワード2020」の戯曲コンペティションの一次審査の審査員を担当。同コンペが開催されていた2023年まで毎年参加。「東京都高等学校文化祭演劇部門地区大会」にて審査員を担当。以降毎年参加。
2021
奈良・やすらぎの道にて野外劇『ラバーソールズ』を上演。関西在住のデザイナー、詩人と小学生。東京の俳優と演出家。という異色の集まりで滞在制作を行った。
東京芸術劇場シアターイーストにて行われたショーケース公演「芸劇eyes番外編vol.3」に参加。『Uber Boyz』を上演。若手劇作家6人で脚本を同時執筆し、演者も演出もその6人で担うという革新的な創作に挑む。
2023
映画美学校アクターズ・コース2022年度の修了公演『ビーコンライツ』にて脚本演出を担当。いわき総合高校 芸術・表現系列(演劇)第20期生卒業公演。「Thing Thing Thing」にて、池田亮(ゆうめい)と共に脚本・演出を担当。
2024
ゆうめいの演劇作品『養生』@下北沢ザ・スズナリ に俳優として参加。 10月、スタジオ空洞にて「8hのメビウス」を上演。緻密な舞台構成と脚本、 観 客を没入させる演出が高く評価され、SNSで大きな話題を呼ぶ。
2024
5月『湿ったインテリア』を早稲田小劇場どらま館にて上演。「CoRich舞台芸術まつり2025」においてグランプリを獲得。8、9月には『旅の支度』を秋田、東京の二都市で再演。
ワークショップの概要

①「無理しない演劇のワークショップ」
洋服作家の村上氏と共催し、演劇をもっと身近に、そして無理なく楽しむことを目的として、南林間の洋服制作現場兼ギャラリー「図鑑house」にて行われるワークショップです。
日常生活にも活かせる演技や表現の方法を探りながら、「恥ずかしい」を手放し、リラックスして自分らしく表現する時間をつくります。
[コース紹介]
脚本のつくり方教室
2日間で短い脚本を作成する実践型ワークショップ。脚本の構築に悩んでいる方に向け、モチベーションを保ちながら書き進める方法を学びます。本橋龍が直接ファシリテートし、参加者一人一人がアイデアを形にしていきます。
旅の作戦会議的に脚本を読む会
本橋龍が手掛けた脚本を読み合わせながら、演劇を創作する楽しさを再確認するワークショップ。脚本の読み合わせを通じて、演劇が持つ豊かな発見とその魅力を一緒に体験します。
何もないところから演劇が現れて消える2日間
2日間で演劇を創作し、発表会を行う体験型ワークショップ。参加者同士で「演劇」を定義し、オリジナルのファッションショーをテーマにして創作を行います。演劇の原点を体験できるユニークなワークショップです。

②「ウンゲツィーファサロン」
ウンゲツィーファの脚本を用いた本橋龍による実践的なワークショップ。
演技や演出、表現方法をより学びたい方に向けたレッスンを行います。後半にはディスカッションの時間を設け、ワークの振り返りに加え、日頃の表現活動における課題や悩みなど、普段は共有しづらいことについても参加者同士で意見を交わせる場としています。
[コース紹介]
ウンゲのシーンスタディ
ウンゲツィーファの脚本をもとに演技と演出を学びます。参加者は事前に役を選び、当日は読み合わせ、リハーサル、自主練習を経て発表を行います。
その後、ディスカッションを通じて「どう見えたか」を共有し、演技の新たな視点を得る機会を提供します。演じることと鑑賞することの両方を体験しながら、演劇の楽しさを共有する場となります。

③「ウンゲの読み合わせ会」
ウンゲツィーファの脚本を用いて行う、気軽に作品世界に触れられる実践的な読み合わせワークショップです。演劇経験の有無を問わず参加でき、読み合わせを通して、自分の中にある感情を表に出したり、他の参加者の表現に触れることで新しい気づきが生まれます。
最後には感想会を設け、演技の良し悪しを評価するのではなく、互いの感想や発見を共有し合う時間としています。
過去のワークショップ実績
2022
「無理しない演劇のWS」を開催。(年4回程度のペースで開催)“日常にある演劇に触れる”をコンセプトにしたコースを開催。「中高生休日アート部屋(ルーム)2022」に講師、犬飼勝哉氏の助手として参加。
2023
「無理しない演劇のWS」開催。(年4回程度のペースで開催)洋服作家村上氏の衣装を着用し、街中で演劇を生み出す試みを行う。
2024
「無理しない演劇のWS」を開催。三か月間の長期間のWS最終日に、『ラバーソールズ from 金平島』を上演。「ウンゲサロン」を初開催。
2025
吉祥寺シアター主催『脚本×演出 シャッフルワークショップ』に講師として参加。「無理しない演劇のWS」「ウンゲサロン」を年7回程度開催。「ウンゲの読み合わせ会」をカフェムリウイにて初開催。
ワークショップのメリット
[ワークショップ参加のメリット]
実践的な学び
脚本を使った演技や執筆を通じて、理論だけでなく実践的なスキルが身につく。演劇未経験者でも安心して参加でき、日常にも活かせる表現力が鍛えられる。
創作の詰まりを解消
「うまく表現できない」「脚本が書けない」などの原因を分析し、スムーズに創作する方法を学べる。
他者との共感
共同作業を通じて、新しい視点や価値に気づく。相手の話を聞く、自分の意見を伝える中で円滑なコミュニケーションの方法を学ぶ。
日常に活かせる演劇
創作を通して「日常の見え方が変わる」体験をし、日々の生活にも新しい発見が生まれる。
悩みや不安、興奮を共有できる場を得る
自然にアウトプットできる場で、自身の悩みや不安を共有できる安心感を得る。
[ワークショップ導入メリット]
メンバーの創作力向上
脚本執筆や演出、演技のスキルを高め、作品の質を向上させる。
コミュニケーション強化
対話やチーム作業を通じて、団体内の関係性が深まる。
即興力と対応力の向上
短時間での創作を経験し、柔軟な発想力を鍛えられる。
表現の幅が広がる
新しい演劇手法に触れることで、団体の創作の可能性が広がる。
PR・ブランディング
WSを通じて団体の活動を広め、新たな参加者を募る機会になる。
参加者の声
無理をしない、失敗してもいい、演劇への入り口と、本橋さんのわかりやすく実践しやすい演出でシーンスタディ。6組 14人。いろいろな職業の人がいること、「懇親会」というささやかな質疑応答の会もよかった
なんかすご〜く皆さん優しくて温かい空気の中から成長する68歳の自分がみえて、少しだけ(いえいえじゅうぶんに)誇らしかったです。
素晴らしい時間に心から感謝です。次回も参加したいです
ウンゲ・サロン楽しかったー!
いろんな角度からのやり方や言葉が、見ている同じものの新たな魅力や触れ方を教えてくれるよね。
普段とは違う様々なタイプやフィールドを持った人と一緒にやれることで得れるものもありありー。
ぼんやりと、書いてみたいけど踏み出せなかった戯曲づくり。
どんな風につくるのか、何から考えていけばいいのか全く知らない状態からでも、そんな私でもちゃんと書き上げることが出来ました!
失敗しても良いやりたいことを自分で選択して気軽に試せるって、すごく安心出来てplayで楽しかった
他の参加者のディスカッションが自分とは異なる視野・言語感覚で、ノート1面じゃ書ききれないくらい発見と学びだらけだった
終始お稽古場の空気がとても良くて、だからこそもっと果敢に失敗させてもらえば良かったなという反省。私は自分の疑問や悩みをちゃんと言語化できるようにするのを今年の目標の一つにします。また参加したい。
以前読んだ本橋さんの戯曲『旅の支度』が素敵で、創作意欲が刺激されたのが参加のきっかけです。
丁寧なアテンドにより、無事戯曲が書き上がり、最後は参加者で読み合わせ。
役者としても活かせるものをたくさん発見できた2日間でした。
もっと気軽に演劇を観に行ったり体験したりしたいという理想的な会で楽しかったー!
なんてことない複数のレイヤーが重なると、爆面白いみたいなウンゲ必殺技も体験できるので興味ある人は皆参加してほしい。ほんと日常に演劇を添えられる。
参考資料
ウンゲツィーファ公式サイト:https://ungeziefer.site/
無理しない演劇のWS 2周年記念公演映像:https://t.co/Pzgp2lb9rR
問い合わせ方法
担当:ウンゲツィーファ制作 山中美幸
メール: ungeziefer23@gmail.com
電話:080-1026-2524
HP: https://ungeziefer.site/