⑨自宅公演『動く物』

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脚本・演出

本橋龍

出演

板橋優里 黒澤多生


自虐と自惚れの最果てのボーイミーツガール。失楽園@六畳の和室。

去年の4月に上演した「動く物☆」を書き直して、自宅にて再演してみようかと思う。去年の12月、姪っ子が産まれた。子どもに一切興味がなかった僕だが、息衝くそのものを見て涙が流れた。産まれて初めて自分が主役でない人生を考えた。短髪になった兄が、「自分がモテるとかもうどうでもいい。」という旨のことを言った。昔自宅で犬が出産した時のことを思い出した。今これを書きながら僕は、テレビや映画で見てきた幾つものインスタントな、誕生と死を思い出してる。あ、子供が欲しい。かもしれない。僕は時給1000円で働くフリーターだ。

「動く物」 台風の日に1人で動物園に来た時、ビショビショになりながら僕は逆に檻の中にいて、観察されてる様な気がした。檻の中の動物は幸せだろうか。人間という動物にしか、恐らくその価値観はないのだけど。それを考えることで自ら心の檻に入るということでしか、自然の摂理に収まる為の最低限の節度やモラルは得ることはできないんじゃないか。


日程

2017年9月16日-9月24日|全13ステージ

会場

ウンゲ荘(東京・江古田)

スタッフ

絵|村井守
音楽|オオヤヨシツグ
写真|髙部景司